Adobe Creative Cloudフォトプランとは?
写真にとことんこだわりたい、プロの写真家からアマチュアの写真が好きな方まで幅広い方にご愛用いただいている写真サービスです。
https://www.adobe.com/jp/creativecloud/photography.html
- Photoshop
- Photoshop Lightroom
- Photoshop Lightroom Classic
上記3ソフトを使用できるAdobeのサブスクリプションパッケージです。クリエイティブ活動において、Adobeのソフトは機能が豊富で非常に有用ですが、プロ向けのソフトなので高いイメージがありますよね。サブスクリプション制になる前は買い切りのパッケージだったため、本格的に使う覚悟がないと手が出ないような価格でした。フリーランスのカメラマンとして活動を始めたころにちょうどこのフォトプランが登場したため、導入し易かったことを覚えています。
フォトプランはクラウドストレージの容量によって2つのプランがあり、 2021年9月現在 、20GBは月額1,078円(税込)、1TBは 2,178円(税込) となっており、年間一括払いも可能です。
フォトプランの特徴
サブスクリプション制について、またその中でAdobe Creative Cloudプランはどのような機能になっているかの観点で使ってみて感じたメリット・デメリットを挙げてみます。
メリット
- 月額払いの場合、導入費用を抑えることができる
- 常に最新バージョンを使用できる
- 使用したい期間が限定される場合、その月だけ契約も可
- Windows/Macどちらにもインストール可
- Adobe Fontsが使える
デメリット
- 支払い続けなくてはならないため、長期的に見るとコストは増えていく
- 認証などにネット環境必須(認証は1か月に1度でOKなのでオフライン使用可)
昨今、WindowsやMacのOSアップデートサイクルが短くなってきているように思います。ソフトウェアメーカーもそのたびに最適化を図っていかなくてはならないので、常に最新バージョンを使用してもらうことは重要なポイントになっていると感じます。ユーザーにとっても常に作業効率が高められている状態なので、作業に集中しやすい環境と言えます。M1チップを搭載したMacが登場し、これからさらにハードの競争が激化していくでしょうね。
同時使用は1台までとなっておりますが、2台の端末を認証することができるので、デスクトップPCとノートPCを使い分けることも可能です。
Adobe FontsはAdobeのフォントライブラリを利用できるサービスですが、質の良いフォントが多く、かつ管理もし易いので便利です。
各アプリケーションについて
Lightroom Classic と Lightroom
RAWで撮影したデータを現像する際に必要なソフトです。RAW現像ソフトは各カメラメーカーからも出ていますが、全対応という立ち位置でシェアを獲得しています。
Lightroom Classic
クラシックとあるように従来進化を続けてきたデスクトップ向けUIのアプリケーションです。大量の写真を様々な設定で管理することに向いているとのことで、筆者もメインはこちらを使用しています。
Lightroom
モバイル/webでも使用できるので、クラウド上のデータを操作するのに向いており、動作も軽くシンプルなUIになっています。出先など、iPadを使って短時間でRAW現像するときは重宝します。
現在は Lightroom Classic を使い、データはNASに保存して管理しています。RAWとjpegが混じるようなの写真データの管理も非常に楽なのと、取り込みも使いやすいです。このあたりはまた別記事でご紹介させて頂きます。
Photoshop と Lightroom
1枚の写真の中で完結する場合は、Lightroomでほとんどの処理ができます。ポートレートの場合のシミ、そばかす消しのようなものであればLightroomで十分です。ただ、作品作りなど複数のレイヤーを重ねて調整したり、別画像を合成するような場合はPhotoshopというように使い分けています。あと、仕事でよく使うのは被写体の切り抜きですね笑。
写真にこだわりたい方
カメラで撮影→iPhoneにその場で転送して純正写真アプリ内で軽く編集して共有。
非常に楽かつスピード感があるので良いのですが、RAWで撮影した写真をLightroomで読み込んで丁寧に調整した写真はやはり仕上がりが違います。
RAWデータには明部と暗部の情報が多く含まれているため、白飛びと黒つぶれも抑えやすいです。
写真を撮る、写真を楽しむという行為には正解がなく、個人的にはこうした方が良いというのは無いと思っています。細かい部分にもこだわりたい、思い出をより良い形で残しておきたいというような場合に、一つの楽しみ方として試してみてはいかがでしょうか。
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