popIn Aladdin 2 使用レビュー

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気になっていた popIn Aladdin をレンタルサービス「Rentio」を使って試してみました。2歳児の子育てをしながらという目線で、使い勝手についてレビューします。

popIn Aladdin とは

popIn Aladdin は、シーリングライトにプロジェクターとスピーカーの機能を持たせた製品です。”手軽に大画面と楽しめる”というのが売りになっており、照明一体型のモデルは「popIn Aladdin 2」「popIn Aladdin SE」の2種類がラインナップされています。

代表的な使用イメージは公式サイトが分かりやすいので、以下リンク先を見て頂ければと思います。WEB上でのPR展開が上手なので、見たことある・知っているという方は結構いらっしゃるかもしれませんね。

Aladdin X - 工事不要で天井設置、照明一体型3in1家庭用プロジェクター
おうちを、魔法の暮らし空間に。Aladdin X(アラジン エックス)は、テレビや映画、動く絵本を搭載した照明一体型3in1家庭用プロジェクターです。YouTube、Hulu、Prime VideoやNetflixも見れて、すべての間取りにフィットする大画面を実現します。

初めて製品を知ったときは、それほど響かなかった

初めて製品を知ったときは、それほど響きませんでした。
って、いきなりネガティブ気味な内容ですみません笑。

せっかく大画面で見るなら映像や音の品質にもこだわりたい”という気持ちがあったので、そのあたりがどうなのか気になりました。また、こういった”○in1″というような製品に対して、どの機能も単体製品には敵わないという印象も。以前プロジェクターでホームシアターを構築した経験があったのと、手軽さが売りになっていることから、そのあたりを比較して物足りなさそうに見えてしまったのかもしれません。

popIn Aladdinが目指している部分は”手軽さ”

「コストや利便性を重視する製品」と「ひたすら性能を重視する製品」は向かっている方向が異なります。もちろん安くて便利で性能が良いものが良いのですが、なかなかそうはいきませんよね。

これは使ってみた後の感想なのですが、popIn Aladdinは価格と手軽さと性能のバランス感、最終的な製品としての落としどころが非常に上手だと感じました。

子育てで私自身の生活環境が変わり、”手軽さ”に対する価値観が高まる

popIn Aladdinの手軽さが創出する体験に魅力を感じるようになる

タイミングよく、レンタルで試せる機会が!!

Rentioでのレンタルは想像以上に手軽

ページが存在しません - Rentio

今回は家電やカメラなどをレンタルできるサービス「Rentio」を利用して製品を試してみました。

“カメラのレンズを一時的に借りる”というのに魅力を感じていたので以前からサービスを知っていたのですが、利用は今回が初めてでした。サイトの作りもわかりやすく、申し込みから返却までこんな簡単でいいの?と感じるレベルでした。

レンタルしたものをそのまま購入できるプランもあるので、実際に試してから購入を検討したい場合にもおすすめです。キャンペーンなどでレンタル費用が安くなる場合もあり、これは製品企業側のプロモーションでもあると思いますが、良いPR方法だと感じました。

普段は望遠レンズ使わないけど、子どもの運動会などイベントの日だけ使いたい、といった場合も良いですね。

返却も簡単

今回は自宅に集荷に来てもらう形で返却したのですが、集荷依頼もマイページ内で行うことができるので面倒さを感じなかったです。伝票もこちらで記入する必要がなく、商品を簡単にクリーニングして元のように梱包するだけ。すべて自宅内で完結できたのと、配送・集荷共に時間指定もできるのでとても便利でした。

popIn Aladdin開封~商品写真

本体の内容物は非常にシンプルです。

本体と照明のカバー
天井に固定するためのアタッチメント
リモコンとリモコン用電池(写真撮り忘れています)
説明書類

電源コードが無いというのが重要なポイントですね。

ホームシアターを構築したことがあるからこそわかる、手軽さの優位性

設置

家庭用の引掛シーリングがあれば、1~2分で設置は完了します。

①引掛シーリングに付属のアタッチメントを取り付け
②本体をアタッチメントにハマるように取り付け(天井に密着する状態で固定されるまで押し込む)
③アタッチメントから出ている電源コネクターを本体に接続(電気のスイッチがONだとライトが点灯して眩しいので注意)
④向きをある程度調整

普通のシーリングライトの取り付けとほぼ同じですね。プロジェクター搭載の分、向きを微調整することが必要なくらいでしょうか。本体もそこまでずっしりと重いわけではないので、安定した脚立や椅子があれば問題なく取り付けできるかと思います。こんなに簡単にプロジェクターが設置できるのか、、と正直驚きました。

それに、この状態で照明とプロジェクターとスピーカー、また映像ソース(ソフト)まで設置が完了していますからね。All in Oneの強みです。

プロジェクターとスピーカーが別だとこうはいかない

プロジェクターやスピーカーなどをそれぞれ用意した場合、セッティングや使用時の手間が結構かかるんですよね。スマートホームと連携する等してある程度操作の簡略化はできますが、そういったセッティング含めて”手軽”とは程遠い世界へ、、。

質を求めて試行錯誤したり、セッティングや手間も楽しめる世界なので、個人的にはそっちも好きです。ただ、検討しないといけないことが膨大になるのと、何より配線の取り回しが大変なので、子育て中はなかなか難しいのが現実ですね。

寝室に良さそう、、いや最高でした

ロール式のスクリーンを久しぶりに出したので、ところどころたわみがありますね

ここからようやく使用感についてです。

一旦はリビングで動作確認をしたのですが、我が家で最も活躍しそうなのは寝室だと思い、寝室に設置し直し。数分で設置し直しができたので、手軽さに驚き(2回目)ました。

配置的にクローゼット側への投影したかったので、元々持っていたスクリーンに投影するようにセッティング。壁に投影するよりも反射率や平滑性に優れているので、常設する方はスクリーンを設置されるとより綺麗に投影できます。

操作はすべてリモコンから可能

設置後初めて電源を入れると初期設定のチュートリアルが始まります。投影位置の調整やピント合わせもリモコンからできるので、非常に楽です。

あとはテレビと同じようにリモコンで電源を入れ、見たいコンテンツを選んで再生するだけ。

昔のプロジェクターは電源投入から投影まで少し時間がかかる印象でしたが、こちらはほぼ待たされることもなし。こういった部分も手軽さを感じられる大切なポイントです。

子供向けコンテンツが用意されている

絵本を読んでくれる「世界の絵本」や、ひらがななどの一覧を表示する「学習ポスター」など、子ども向けコンテンツがいくつか用意されています。また、キャンドルや間接照明の映像に落ち着いた音楽が再生される「ヒーリングライト」機能など、”映像を見る”だけに留まらず様々な活用方法を提案してくれます。

朝のアラーム機能もあり、設定時間になると朝の風景と環境音が再生され、照明も明るくしてくれます。結構心地よく起きられるので、これも良いコンテンツだなぁと感じましたね。

こういったオリジナルコンテンツは製品の独自性を押し出すポイントとして重要です。

2歳半の息子が自ら寝室に行くように

2歳半の息子はテレビが好きなので、寝室に大きな画面が表示されていること自体とても楽しいことのようです。寝かしつけ時、遊び足りないときはベッドから降りてリビングに行ってしまうのですが、今では自ら寝室に向かってくれるようになりました。

おかげで寝かしつけが大分楽になりました。ただ、居心地が良すぎるので親の同時寝落ち率も向上です。

寝る前に映像などの刺激が強いものを見せるのは推奨されないと思いますが、見せても見せなくても元気なので、様子を見ながら寝つきの良い方法をいろいろと試しています

ちょうどAmazonプライムビデオでドラえもんの映画が見れるようになっていたので、最近は毎晩少しずつ見るようにしています。ドラえもんはやはり旧作Ver.が良いなぁと思うのですが、今あらためて見てみると今は倫理的に使えない表現が結構ありましたね笑。

音質・画質について

天井からだと違和感があるかなと思っていたのですが、思ったより気になりませんでした。指向性の広さや音質チューニングのおかげで、包み込まれるような聴きやすい音場になっています。意識すると上から鳴ってるなぁというレベルです。さすがに低域は出ませんが、製品の質量や天井に設置しているという条件の中では頑張ってくれています。聴き取りやすい音質になっているため、程よい音質で楽しめるのも心地よさに繋がるポイントでした。

Bluetoothスピーカーとしても活用できるため、作業中にBGMをかけるなどカフェっぽく空間を演出することもできます。

画質は解像度が1080pということで、プロジェクターとしては解像度も十分です。明るさが700ルーメンなので、環境によっては少し暗く感じることがあるかもしれませんね。実際に画質を見た感じ、表示素子がDLPなのでドット感は少なめな印象です。

15年ほど前に購入した液晶方式のEPSONプロジェクターとの比較ですが、発色や絵のキレはEPSONプロジェクターの方が綺麗です。最大1500ルーメンということもあり、このあたりはさすが単体製品の質といったところでしょうか。

ワイヤレスHDMI Aladdin Connector
こちらはワイヤレスでHDMIを送信するアダプターと同梱物

セットでレンタルしたこちらもご紹介。

天井に設置するということもあり、popIn Aladdin本体には映像入力端子がありません。ワイヤレスHDMI Aladdin Connectorは、HDMI入力→Wi-Fi経由で映像をpopIn Aladdin本体へワイヤレス送信するための機器です。popIn Aladdinが発売された当初はこの機器がなく、のちに開発された製品です。ゲーム機などの外部機器から映像入力をしたい方にとって、待望の製品だったと思います。

試しにPS5を接続してELDENRINGをプレイしてみましたが、流石に試したゲームがシビア過ぎました笑。映像表示に若干の遅延が発生してしまうため、一瞬の判断が命取りになるゲームは厳しいですね。逆に言うと、そこまでタイミングがシビアではないゲームや、外部機器からの映像表示は問題がないレベルです。この程度の遅延レベルでワイヤレス伝送できていることがすごいな、という印象です。

手軽に大画面を楽しみたい方におすすめ

設置環境によって画面サイズが左右されてしまうという点はありますが、設置や操作の手軽さは本当に画期的な製品です。

映画を見るのが好きだったり、子どもがいる家庭はとくにおすすめですね。

新モデル発表予定とANKERの競合製品

この記事を書いているタイミング(2022/4/22)で、popIn Aladdin新モデル発表の情報が入ってまいりました。ANKERから同じシーリングライト型プロジェクターが発売され、シェア争いが熾烈になることが予想される中、新モデルでどう進化・差別化を図ってくるか楽しみです。

ANKERのNebura Novaは、ほぼ同じと言っていいくらいのデザイン・機構で、プロジェクターの明るさが若干popIn Aladdinより明るいですね。開発側は競合があると大変だと思いますが、より良い製品が生まれる流れになっていくと消費者的には嬉しいですよね。

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